ギャリソンベルトの作り方 (レザークラフト初心者向け)

レザークラフト ベルトの作り方 (完成品)レザークラフト

今回は上の写真のギャリソンベルトを作っていきます。

材料

レザークラフト ベルトの作り方 (1)

今回はクラフト社の40mmベルト用レザー(ブラック)と、メーカー不詳の真鍮無垢の40mm用バックルを用意しました。
バックルの内径はベルト幅に合わせて購入する必要があります。

その他には革包丁、針、糸、ヘリ落とし、やすり、トコフィニッシュ、スリッカー、ガラス板、ハトメ抜き、ハンマーなどの一般的なレザークラフト道具が必要です。

バックルを付ける部分を薄く加工

まず、バックルを付ける部分から加工していきます。
端の部分を折り返してバックルを固定しますが、そのままでは革が厚すぎてうまく折れません。
そこでベルトの端から7cm程度のところから、端に向かって徐々に薄くなるように削っていきます。

レザークラフト ベルトの作り方 (削ぎ落す部分)

レザークラフト ベルトの作り方 (2)

ざっくり切ってしまわないよう、革包丁を寝かせて少しずつ削ぎます。
革を削ぐための道具も持っていますが、切れ味が悪く使いづらいので、いつも革包丁でやってます。

レザークラフト ベルトの作り方 (3)

ひたすら革を削ります。
厚いので結構大変です。

レザークラフト ベルトの作り方 (4)

こんな風に丸めて縦に持ち、革包丁で縦に削ぐのもやりやすいです。

レザークラフト ベルトの作り方 (5)

折り返したときに引っ掛からないように、削ぎ終わったら角を丸めておきます。

バックルピンの穴開け

レザークラフト ベルトの作り方 (6)

バックルのピンを通すための穴を開けます。
今回は端から5.5cmのところが中心になるように開けました。
上の写真のように5mmのハトメ抜きでいくつか穴を開け、余った部分を彫刻刀などで切り落とします。

レザークラフト ベルトの作り方 (7)

軽くハンマーで叩いて折り目を付けます。

レザークラフト ベルトの作り方 (8)

サイドから見るとこんな感じ。
端に行くほど薄くなっているので、折り曲げたときにうまく収まります。

ピンの穴は、ピンがスムーズに稼働するための十分な長さが必要ですので、この時点でバックルをはめてみて、ピンがきちんと動くか確認しておきます。

ヘリ落とし

レザークラフト ベルトの作り方 (9)

床面(内側)のヘリを落としていきます。
これをやっておくことでベルトの着脱がスムーズになります。
今回は床面のみやりましたが、お好みで銀面(外側)のヘリも落としても良いです。

レザークラフト ベルトの作り方 (10)

現時点でこんな感じになっています。

コバ磨きと床面の処理

次は床面とコバ(側面)にトコフィニッシュを塗って磨いていきます。

レザークラフト ベルトの作り方 (11)

磨き終わるとこんな感じに。
あまり光らせ過ぎずに自然な仕上がりにしました。

バックルの取り付け

レザークラフト ベルトの作り方 (12)

菱目打ちでバックルを固定するための縫い穴を開けていきます。

レザークラフト ベルトの作り方 (13)

今回はこんな感じで縫い付けてみました。バックルさえ固定できれば縫い方は自由です。
後でバックルを交換できるように、接着剤などは使っていません。
これでバックル側は完成です。

カシメやホックで固定する方法もありますが、縫い付ける方が厚みが薄く仕上がるため、腰に巻いた時に付け心地がいいです。

先端のカット

型紙(PDF)を作りましたので、必要な方はダウンロードしてご利用ください。


PDF: 40mm幅ベルトの型紙(A4)

レザークラフト ベルトの作り方 (14)

今まで使っていたベルトを横に並べ、バックルのピンの位置で揃えます。
ベルトは使用し始めると少し伸びるので、中央の穴よりも1~2cm短いところに目印を付けます。
伸びる量は革にもよりますが、今回は1.5cmバックル側にマークしました。

繰り返しになりますが、少しだけ小さく作るのがコツです。
大きく作ったものを縮めることはできませんが、革は引っ張ればある程度は伸びます。

レザークラフト ベルトの作り方 (15)

型紙の中央の穴と先ほどの目印を合わせ、先端部分を切るための線を引きます。

レザークラフト ベルトの作り方 (16)

線に沿って革包丁でカットします。革が厚く、曲線なのでうまく切るのは難しいです。
上の写真のようにガタガタでも・・・

レザークラフト ベルトの作り方 (17)

やすりを使って形を整えるとこの様に綺麗になりますので大丈夫。

慣れていない方は5mmほど長めにカットすると良いです。
初めてやるとどうしても左右対称にならず、削りすぎて短くなりがちです。
短いベルトはカッコ悪いですからね。

穴開け

レザークラフト ベルトの作り方 (18)

型紙を使って合計5つの穴を開けます。ハトメ抜きは5mmを使用しました。
もちろん、先に目印を付けた中心の穴を基準にします。
先端を基準にしてはいけません。

完成!

レザークラフト ベルトの作り方 (完成品)

カットした先端部分と穴の側面をトコフィニッシュで磨くと、良い感じにラギッドなギャリソンベルトの完成です!
ベルト作りは簡単ですので、レザークラフト初心者におすすめですよ。

ちなみに今回のソリッドブラスのバックルは、変色防止のためのクリアコーティングがされていましたので、コーティングをやすりで剥がした後、鏡面磨きをしています。
こうすることでレザーと同様にバックルの経年変化も楽しめます。

タイトルとURLをコピーしました