フィッシャースペースペンと言えば、MoMA(ニューヨーク近代美術館)永久所蔵の「ブレット EF-400」が有名ですが、油田などで働く人々のために作られた「クラッチ」というペンがあります。
全体的に細身のペンが多いフィッシャーですが、クラッチは手袋をはめた状態で操作しやすいように太い六角形のグリップと、大きめのノックボタン、強力なクリップを備えており、ずっしりとしたアルミ製ボディのタフなボールペンです。
加圧式で無重力・上向き・水中・極寒~高温でも書けるリフィルとの組み合わせは、まさに最強のボールペンと言えるかもしれません。
こちらはフィッシャーの公式動画です。すごいです。
そんなタフなフィッシャークラッチですが、購入して1日目で壊してしまいました。
ポケットに入れたまま作業をしていて、クリップを勢いよく引っ掛けてしまったのです。
クリップが大きく広がった後、はじけてバチンッと大きな音が鳴りました。
クリップの先端がポケットに挿しやすいように反り返っており、それが物に引っ掛かりやすいのです。
クリップは一般的なボールペンのものと比べてかなり強力でしたが、見ての通り完全に開いてしまいました。
クリップの根元の部品が変形しており、それがノックボタンに干渉してノックするたびに傷がついてしまいます。
ノックボタンをはずしたところ。内側から見ると亀裂が入っているのが分かります。
この部品も1mmほどのアルミでできており頑丈そうに見えるのですが、かなりの力がかかってしまったようです。
しかしこれが普通のボールペンならば完全に折れてしまっていたことでしょう。
これからバリバリ活躍してもらう予定だっただけにショックな出来事でしたが、ペンとしての機能は全く問題ないのでちゃんと使っていこうと思います。
このペンのレビュー記事も書きました!
フィッシャースペースペンClutch(クラッチ)レビュー: 最高の実用ボールペン
このページで紹介しているフィッシャースペースペンクラッチはこちら!
替え芯(リフィル)のブラック中字はこちら。